Angel Beats! 第7話「Alive」

面白い範疇にはあるんだけど、穴があまりに多すぎるんだよなぁ。
このタイミングで音無が記憶を取り戻す必然性の薄さはやや痛々しい。記憶語りをすることによる流れのぶった切りに関してはこれまでで慣れたし、今回はそう違和感は無い方ではあったからいいとするも。催眠術を使う生徒会長代行が仲間になったというのは付け足しの説明に過ぎないわけで、シリーズ後半に向けて記憶は必要になる、とりあえずは今回の天使との親密さの描写で、ということなんだろうけど、それは完全に外部の枠組みの要請であって、今の物語の流れの要請ではない。今回Bパートに絶対必要な要素では無い。それなら別に最初から記憶があっても良かったんじゃないのか?と考えると、おそらく序盤の記憶喪失状態は視聴者への説明をするためのお膳立てだったんだな、と。本当に序盤だけにしか必要の無い要素で、それを解消するタイミングを探していて、ちょうど今回の幕間みたいな内容のところが消去法感覚で選択された感じか。
天使とのやりとりとか、とりあえず緑川に変なキャラをやらせとくキャスティングとか、色々と面白くはあったんだけどねぇ。