デュラララ!! 第3話「跳梁跋扈」

どうしてこんなに楽しめないのか。パッと見でテキトーに作ってるアニメじゃないことはわかるし、ネット上で原作からの改変点なんかを挙げられてるのを見ても頑張って作ってるんだなと思うのだけど、これがどうにも自分に刺さらない。登場人物を見ていてだいたいイライラするのみ。何というか、耽美主義的な暴力を始めとした悪徳の肯定が作品の中心に居座っていて、すなわちそれはある種の女性向け作品にありがちなもので。ていうか、キャスティングを見るにまぁ女性向けということがかなり強めに意識されている作品であろうとは思うが。
バッカーノの時はこんな印象を持たなかったんだけどなぁ・・・あちらも善悪の彼岸にある人物たちの行動で成立する作品だったけど、そこには突き抜けた清々しささえ漂っていたのに、こちらでは突き抜けたことをやっている自己陶酔とかっこつけ、引いては受け手への媚びを強く感じられて居心地が悪い。イラストレーターの資質もあるのかねえ・・・