バカとテストと召喚獣

  • 第1話「バカとクラスと召喚戦争」

おー予想以上に面白いじゃないか。
ゲーム自体に面白みがないという指摘があって確かにそうではあるんだけど、むしろゲームは戦闘より周辺システムに重点があって、なおかつキャラクターのやり取りと策略による展開の妙で問題無く楽しめた。設定と見せ方によって早々にリアリティの引き下げに成功していて、状況に深く考える隙を奪っているのも良いし、その一方でド定番から微かに外れたキャラ設定とキャスティングによる微かな新鮮味も功を奏してるかな。何よりグダらないテンポの良さが良い。とりあえず可愛い女の子を画面に並べておけばいいアニメじゃないのがそれを支えてるんだろうなぁ。秀吉の変身シーンのエロさと馬鹿馬鹿しさをするっとフォーカスから外す巧さには好感を持った。
監督は名前に見覚えのある人で、伝統の黒板ネタやらモブの色使いやらにも見覚えがあるんだけど、あまり見覚えのないスタジオなのね。

  • 第2話「ユリとバラと保健体育」

第1話ほどの濃さや立体感といったものは無くなったものの、テンポの良さはそれなりに健在で楽しく見られる。オチもある程度見えていたものの幅があったし、やはりキャラクターのやり取りとテンポで問題無く乗り切れてる。ある程度は原作の良さだとは思うけど、もっとつまらないアニメ化なんていくらでも想像できるわけで、これはアニメスタッフに恵まれた作品だよなぁ。