太麺堂@高田馬場

太ラーメン800→650+軟骨チャーシュー250+味付け玉子100


来るたびに大行列で断念していたこの店にやっと来られた。本当に初めて気付いた時に入れば良かった・・・。今日は大雨で行列が少なかろうと来てみたら、それでも往時の半分以上。それでも12月末までの期間限定店、これ以上空く保証も無いので、しょうがなく並ぶ。店外に十人、店内に十人と、単純に店内に人を多く入れただけかも。

ラーメン自体は一種類しかないので、トッピングを全部付けてみる。「太」の字を作っ文を用紙に書く「太宣言」をすると800円から650円になるのだけど、そうすると全部で1000円ちょうどになる。
麺は看板通りの極太麺なんだけど、同じ開花楼製でも二郎インスパイアのようなガッチリ麺でなくてムッチリ系。スープは、聞くところによると博多のニューウェーブ豚骨の玄瑛が監修ということで、豚骨にアサリ出汁を合わせてあるとか。香味油や具材もあって、アサリかはちょっとわからなかったけど、飲みやすさを狙ったというのは非常に上手くいっているし、豚骨のコクも失われていない。もちろん、麺にも全く負けていない。
香味油はホタテやら様々なものが揚げられて複雑な香ばしさがあり、十分に力強いスープに対して一種の味変アイテムにも近い感覚で、器の半分にかかっている。混ぜるとちょっとイタリアンを想起させるかな。さらにタマネギのスライスとマグロ(であったらしい)の削り節、糸唐辛子が、複雑さを加える。スライスオニオンはかなり良いなぁ。
他に煮付けた軟骨と素揚げ?薄切りカボチャ、味玉。軟骨はちゃんとトロッと柔らかく、味玉はキュッとしょっぱめ。


太麺のアピールのためのデモンストーレーションというこの店だけど、食べてて思ったのは、太麺を食べさせるには塩分をどれだけ直接的に感じさせずに全体を味わわせるのか、なんじゃないか、と。そのためにしっかりした旨味、しっかりした風味が出汁・油の面で必要になってくると。ま、完全に素人考えですが(^^;
終盤、ちょっと油と油の中に入っている揚げられた固形物の塩分が重くなってきたので、油少なめのあっさりメニューがあっても良いかなと思った。スープだけで十分に太麺を食わせる力があるのでもう少し少なめでもいいかなと。デモ店故にメニューを絞ってるのだろうけど。
また食べにきたいけど、期間限定と行列の厳しさを考えたらちょっとキツいなぁ・・・。これで普通に店出さないのかね。