鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第33話「ブリッグズの北壁」

以前の1話の中での構成の微妙さを考えるに、ずいぶんと面白い。以前の全体の構成から1クール延長して、余裕が出来て詰め込みする必要が無くなったか?大きな盛り上がりはしっかりと有って、同時に次回への引きとなる細かな盛り上がりが別ラインであって、テンションの持って行き方は結構良い。
ただ、突っ込むとすれば、キンブリーがスカーに一騎打ちを仕掛けるにして、戦い始める前から不利を悟ってるのがどうにも。これまでの物語展開も含めて、キンブリー側に絶対的な自信があるからこその単独行動かと思いきやそんなんで、しかもその自覚通りに負けて逃げるというのではどうにもお寒い。感情面のドラマと激しいアクションシーンでフォローできていたけど、ちょっと展開優先の裏付け不足と感じた。スカーを相手にせず、マルコーを回収できればそれだけで良いというつもりだった、ってな裏設定がもしあるとしても、見た目ではどうしようもない。