CLANNAD AFTER STORY 番外編「一年前の出来事」

ああ、クラナドって面白いアニメだったんだな、っていうのを久々に思い出した。
結局、この合わせて4クールでは、後の悲劇を盛り上げるための振りとしてのコミカルな前半というものがあったと思うのだけど、完全にコミカルパートがボリューム的にも膨らみ過ぎて別物として独立してしまい、最終的なテーマの統御下から外れてしまっていた。その面白かった印象っていうのはコミカルなパートとともに挟み込まれていた感動的なパートで、本格的にテーマに対して収斂していこうとしたAS以降はその面白かったものと相反することになってしまっていた。


何というか今回は本当に面白かったんだな。嵐の前の静けさというか、全てが始まる前で、面白かったもの感動したもの・面白かったかもしれないもの感動したかもしれないものが未だ胚胎されている段階で、全てがそこにあったから。
惜しい作品だった。


総集編て何だよ・・・