宇宙をかける少女

  • 第9話「Q速∞」

いきなり何が何やらなんだけど、ずっと半笑いで楽しく見られたw お遊び的なものだと思うけど、ここでこれをやる意図はやや不明かな。この後話がシリアス度を増すからその前に、ってことなのかもしれないけど。
何はともあれ、今までスポットの当たらなかったキャラクターの人物像や立ち位置が婉曲的にせよ示されて、その後のエピソードを理解しやすくなったのは有り難いかな。

  • 第10話「箱入りの娘」

もう一段の核心に近づく話か。流れとしてはやや見え見えではあるものの、それゆえにハコちゃんのいじらしさに磨きがかかるというもの。背負ったテーマはともかく、ハコの中からメールのようにしか会話が通じないというキャラクターはセンスオブワンダーだよなぁ。

  • 第11話「鏡信者たち」

前回の時点で、前々回の流れもあって、生徒会がまるごとネルヴァル側なのかと思っていたけど、つつじが新参ってのもあるしそうでもないのか。未だに生徒会の存在意義が不明なんだよなぁ。
あと、ナミの展開は少し酷い。第1話の秋葉への頭ごなしの命令といい、どうも風音が強引に物語を進める便利アイテム扱いだけど、ここまで人の気持ちを慮れない人物が一方で策士のような立ち位置でも描かれる辺り、どうにも納得がいかない。


今回は特に、一部の支離滅裂具合やはったり先行し過ぎの役割と存在感の釣り合わなさとか、悪いけどどうも種死を連想してしまう感がある。舞-HiMEシリーズやゼノグラシアからの流れを考えるとちょっと寂しい。