機動戦士ガンダム00セカンドシーズン 第19話「イノベイターの影」

些事ルイスを軸にしたエピソードは、これまでに珍しく物語の流れに対して建設的でそれなりに納得がいった。ルイス、ピーリス、アンドレイと並べて、「憎しみの連鎖」を断ち切ることこそ肝要、という視点が(今更ながら)提示されたことと、エピソードの流れを受けて各個別だけでない人間関係が構築されたこと、悲しみを消費するだけでない次へ繋がる展開であったこと、等。
一方で、ワンさんちの件のあまりの非建設的な物語展開に愕然。これまでも登場頻度が高い意味のよくわからない、イノベーさんちとそれに関わる背景の面倒臭さを体現するだけのキャラではあったけれど、それをわざわざ殺す(さっきラジオで死亡告知された)っていうことの意義が、まずわからない。前回行動を起こして、わざわざ回をまたいで視聴者に期待を広げさせておいてから、それを失敗させるという構成が何よりおかしい。何ら物語の裏付けもなく派手な悲劇を作りたいだけに見えた。


白石がソレ廃るの獅子身中の虫として機能するのに対して、パクロミがイノベー方の獅子身中の虫になるのかね?
白石アニューはロザミアか。