機動戦士ガンダム00セカンドシーズン 第11話「ダブルオーの声」

ノーリョーシハとか最初から何が何やらで、ガンダム風賑やかしとしか思ってなかったのが、やたら物語本編がそちらに依存してきたようで。
敵味方に分かれてしまった二人を出会わせるための苦肉の策に、潜入スパイの便利な通信手段としか。強引かつ安易で、構成破綻にしか思えないのだが。
ここまで大仰に扱ってるんだから、物語全体の核になってくるんだろうことを考えるに、本来物語の中になかった要素に頼って強引にいい話だったかのように見せかけるような道筋が予想されて気分がよろしくない。

ファーストでのニュータイプという要素に対して、多少似たような不満が述べられたことはあったけれど、あれは主人公の成長の目印と全人類の成長への希望として明確に物語内で機能していたもので、00のものは何の機能を担うかはよくわからないけど「とりあえずある」ものでしかないので違う。そもそも、00の設定って、何のためにあるかよくわからないけど一見意味深な、実際のところこけおどしに過ぎないものばかりだよなぁ。

しかし、00ライザー？格好悪いなぁ。プラモ写真や設定画で見て想像していた以上に格好悪い。描く人にもよるのかもしれないけど、あれだけの決め所でアレだしなぁ。線が整理されてなくてシルエットが掴めず、ものすごいモッソリした形と動きにしか見えなかった。