CLANNAD AFTER STORY

毎回、主題歌に涙腺を刺激されて困っているわけだけど、その刺激の方向性とここ最近の内容の方向性がちょっとずれているような。まぁ、主題歌の内容があまりに具体的すぎるのが問題なのもあるんだけどね。この曲を聴いちゃうと、この作品の方向性として確信に対して壮大な回り道をしてるような気がしてくる訳で。劇場版が好きだったっていうのもあるけど。
ていうか、これだけ脇キャラをぐるっと一回りしていくと思わなかったわい。

  • 第6話「すっとあなたのそばに」

猫か少年かのどちらかが死んでるんだろうと思ったけど、よく考えりゃ猫だけが死んでても特にどうでもいい話か、猫が飼い主の少年を通して美佐枝さんの元へ来てドラマが起きることによる感動な訳で。


ちょっと物足りなく思ったものの面白かったので良かった。動物お涙頂戴には完全に無関心な自分でも二人の関係性でなかなか感動できたし。
物足りないのは、二人とその近隣のみにドラマ中の人物関係が完全に絞られてしまっていたことかなファンタジーとかそういうことでなく、社会から浮いてるというか。少年のお母さんとかもう少し絡めても良かったとは思うけど、そうするとあと1、2話かかるし、物語をミニマムにまとめた感じか。・・・いや、原作有りだって(^^;


てか、あの猫、何歳だ?

  • 第7話「彼女の居場所」

彼女まで掘り下げるのかい、ってのが正直なところ。美佐枝さんに関しては結構最初から色々とちりばめられてたから、前回までのエピソードを盛り込むのは納得できる部分があるのだけど、この娘はちょっと変わった立ち位置の娘ってくくりで終了していいような気がするんだよなぁ、特に引っかかりは感じなかったし。何より、最終的な物語にそう強く関わらない人・事を立たせ過ぎると、最終的な物語の輪郭がぼやけてくる気がするんだが・・・。ゲームっぽいっちゃそうなんだけど。


何ていうか、この話も、実はこんな事実が背景にありました、っていうタイプの現在だけの物語でないのな。物語に深みを持たすのに過去は重要だと思うけど、過去の頼り切った作劇の連続はちょっと鼻につき始めた。1話1話での作りはそう悪くないんだけどね。