鉄のラインバレル 第4話「正義の代償」

矢島はOPでの立場が不安定だなぁ、と思ってたらやっぱりそういうことか。


矢島と浩一の関係性に関しては、ややありがち感もありつつも、見せ方やこの数回の積み重ねもあってかなり面白かった。浩一にとっての正義とは矢島であり、それがスライドする形で矢島の行使する力そのものを意味するようになったと。そもそも矢島の力にしても他社から称賛を浴びるためのものであったために、浩一にもそれが反映されてしまい、矢島がその力のあり方を糾すことによってまた浩一の正義のあり方が糾される、と。
ただ、その後がどうも蛇足に思える。矢島が死んで浩一が怒りに我を忘れて、ラインバレルで・・・って所までは良いんだけど、ジュダの連中が大挙してきて必死にそれを止めて・・・っていう部分いるか?ここでアクションの大盛り上がりを作ったら、矢島との関係性の確認と変化、さらには死による浩一への衝撃っていう今回の主眼が全部すっ飛んでいってしまう。ラインバレルの力が発揮されるのはいいんだけど、あそこでさっくりやられちゃっていいよなぁ。ていうか、ジュダの連中の到着が早すぎるわ。せめてラインバレルが敵を惨殺してからでもよかったろうに。