二十面相の娘 第22話「チコ」

何ていい最終回。前回で最終回でもとは思ったけど、今回が最終回なのと前回が最終回なのではレベルが違うわ。主人公一人の解決だけでなく、その物語世界の落着をも、視聴者の想像に委ねるのでなく、送り手の手で責任を持って(もちろん視聴者の想像力を超える形で)描き切るというのが本来の質の高さというものだよなぁ。
欲を言うなら、全体を通した明確なテーマがあっての今回のまとめだったら痺れるように感嘆しただろうと思う。・・・ただ自分が理解できなかっただけかもしれないけどね。
何はともあれ、今年自分が見た作品・見てない作品までも想像で含めて、アニメの中で確実に五指に入る作品だった。一点突破でない、オールラウンドなクオリティという点ではこの作品に勝る作品はなかったんじゃないだろうか?