コードギアス 反逆のルルーシュR2 第20話「皇帝 失格」

全体にいまいち驚きや感動の少ない回だったような。出来事的にはシュナイゼルのクーデター宣言であったり、スザクの決意であったり、皇帝とルルーシュの一対一の対決であったり、トピックは多い回だったんだけどなぁ・・・。
スザクの決意の内容がもう少し深みのあるものだったらなぁ。単純に「必要な悪行はすべて自分が背負い込む」ってことなんだろうから、意味ありげに押し黙らないでモノローグでも宣言させちゃえばもっと印象的だったと思うんだけど。「それは僕が負う十字架だ」っていうのは少し滑稽に聞こえなくもない。
そんな中でも、女性陣のエピソードばかりが印象的で、アーニャとC.C.が印象的なのは当たり前として、ヴィレッタの件が印象深い。そうだよなぁ、丸く収まれるための道筋が見えただけで、その道を選ぶのかっていう部分にはまだ決着が付いてない訳で。ただ、サブエピソードに思い入れをし過ぎない・深追いしない、ゆえにミクロとマクロのリアリティを成立させているこの作品で、こちらにあっさりと決着を付けてないってことは、これからまだ何かあるんじゃないかと気になるところ。
アーニャの仕組みについては後の話を待つとして、母親の意識があそこにあるのならとっととルルーシュに話しにいってあげれば、これほどの悲劇の連鎖は起こらなかったのに・・・みたいな話にならないことを祈る(^^;