ラーメン大至@御茶ノ水

冷やしつけ麺720+大盛80+ネギチャーシュー丼350

オーソドックスなものをこだわって作るこの店で、珍しく変わり種を出してるってことで興味をひかれて行ってみた。
冷やしつけ麺ということなのだけど、通常の冷や熱のつけ麺(非常に甘かった)とは違って、冷やされたつけ汁はオイルドレッシング風な表面に細かなバジル?の浮くもの。これが新鮮でなかなか面白い。こってり感とさっぱり感がうまく共存してるし、香ばしさもあってありそうで無かった感じかな。ドレッシング風といっても酸味はベース程度でそんなに強くなく、酸味がだめな人も大丈夫なレベルだと思う。
ただ、やや油っこくベタついてしまうことと、油の強さ故か時々水っぽく感じてしまうことかな。つけ汁単体で飲むと油によるブーストもあってもの凄く濃厚なのだけど、麺をつけるとそこまででもなく感じてしまうのは、冷えてるからだけではないと思う。ちょっと残念な部分。
一緒に出される辛味揚げ玉というのを好みで入れるようにいわれるのだけど、これで香ばしさが大きく加わって少し水っぽさが減るんだけど、油っこさは強調されちゃうので善し悪しかな。辛みによるコクの増強も考えれば良いことのことの方が多いか。


麺はいつもの細縮れ麺、具は別皿で錦糸卵、水菜、茹で鳥、キノコ。このキノコ、何て名前だったか思い出せない・・・エノキダケのような形状にナメコダケのような色とぬめりのあるもので、スープにとろみを加え、これ自体の歯ごたえとして面白い。あと意外に面白かったのが錦糸卵で、正直全く期待してなかったのだけど、つけ汁の味が加わることで玉子の甘さと合わさって結構どっしりとした旨さになっている。もちろん鶏肉もかなり旨い。


最後にスープ割りでなく、昆布茶割りということで、昆布茶が出される。昆布茶をつけ汁に投入するのでなくて、つけ汁を調整しながら昆布茶に投入するというスタイル。この昆布茶がこのまんま旨いのでつけ汁を入れないでも良いくらいなんだけど、味付け自体がいいのもあってやはりつけ汁を投入しても旨い。が、ここでも出てくる油っこさ。店内の紹介にはレンゲでつけ汁を投入して油をよけることを推奨していたのに納得。


脂っこさこそ気になったものの面白いものを食べてなかなか満足。元々酸味が控えめだったからあえて加えなかったけど、酢を入れたら水っぽさは解消されるような気もする。また来て試してみようかな?
ただ、もう少し何かできそうな気がするのが、もったいないような残念なような気がするメニューではあるんだよねぇ。そもそも、この味を冷やしラーメン形式や冷やし中華形式にしなかったのは何故なんだろう?今回感じた問題点はそちらの形式であればこれほど感じなかったと思うんだけど。