二十面相の娘 第6話「現世の夢」

そうだ、この突然の別れは何となく覚えがあるような。それにある程度想像のつく展開ではありながら、それゆえにショックは大きいんだな。まぁ、ある意味、今回のために描写が積み重ねられてきたわけで、その目的は完全に達成された感じか。
二十面相の本当の目的がわかりそうになったところでの別れで、こちらの流れはひとまず置いてチコ個人の物語へといったん移る、と。二十面相の物語も気になるところだけど、個人的にはこの作品は二十面相と別れた後のチコの中の強烈な喪失感・空虚さに強い魅力を感じていたので、そこの描かれ方が楽しみ。
友永コンテってことで何となくそういう雰囲気で、仲間達の死に様がもの凄いダイナミックである故に悲壮感が高まる。よく出来てるなぁ。