BLASSREITER 第3話「感染拡大」

おっぱい分が良い方向へ行ったな!


融合体の血を浴びたものは融合体になる、ということでいいのかな?「血の穢れ」っていうと日本になっちゃうけど、血液に対して何かしらの呪術的な意味を見出すのは世界中によくある話だし、ゲルトがまだ悪として確定してないのを見るに必ずしもマイナスの意味のみの「穢れ」でもないのか?とりあえず、キリスト教的な土着な信仰とヒーロー(と言い切るのは難しいけど)の組み合わせが面白い。キリスト教っていうとエヴアを思い出すところだけど、あれは日常から超越したところにあるもので、しかも表面上に現れるものというよりは原理原則上のもので、また思想・奥義的な内容ばかりが反映されているのでこの作品とは全く趣が違う。舞台がドイツだからできることなのもあるだろうけど、アニメ全体として新しいなぁ。


さて、生きたまま融合体になったものは人間の時の心をそのまま持っているが、肉体の力が増した分エゴまで加速されてしまう、と。ここまではよく理解できたんだけど、これが作中ではイレギュラーなこととして扱われているのかどうかがちょっとよくわからない。何となくそういう描かれ方がしている感じなんだけど、それなら何がそれまでは当たり前の現象だったのかがやや描かれ足りてない感じがするかな。想像するに第1話で描かれた死体からの化け物で、精神まで完全に人間性を失っているものがレギュラーなものだったんだと思うんだけど、それ以外が複数出てきてしかもスポットの当て方が大きいので印象に残らないんだな。