博多一風堂 高田馬場店

赤丸かさね味850+半熟塩玉子100+チャーシューまぶしごはん350+替え玉150


もう一風堂は何年ぶりだろう?8、9年前に明大前店、6、7年前に銀座店で食べて、結局印象が変わらず行かなくなっていた。当時の印象は、豚骨スープの特徴的かつ自分のいまいち美味いと思えない部分を押し出している、一見あっさりしてるけど油の強いラーメンだった。それがリニューアルしたと言ってもあまり期待せず、今回行く気になったのも、ド豚骨でなくかといって魚介豚骨でもないけれどある程度まともな豚骨が食べたくなって、そこでリニューアルを思い出しただけのこと。んが、ずいぶん想像していたのとは違っていた。

すっごく簡単に言ってしまえば、ライト豚骨・背脂/香味油乗せなんだけど、そういう言葉から想起されるスープの薄っぺらさや油頼りのインパクトといったものは全くなく、スープにしっかり力があり油類は風味やこってり感を添えるだけになってる。卓上に高菜や紅生姜やタレや胡麻なんかが置いてあるのだけど、正直全く加える必要を感じなかった。感動。おそらく豚骨原理主義者にとっては豚骨由来の臭みやエグ味なんかが少ないから大不評だと思うのだけど、自分にはこちらの方が向いている味だわ。
替え玉もしたのだけど、後でもらったレシートを見るにどの替え玉でも同額なはずが赤丸であることが記載されていたので、もしかしたら赤丸専用なのかな?出された際にタレも一緒に出されたのだけど、それは必要に感じなかった。何より、カタメンで頼んだこの麺がボソボソ・ゴワゴワした中にモチっとした歯触りがあって、また麺自体の味が強く感じられて非常に旨い。


いや、侮っていた。自分の好みの変化もあるだろうけど、一風堂側の変化が大きいんだろうなぁ。こんなにバランスがとれて食べやすく、なおかつしっかりとした味のある豚骨ラーメンだとは。あえて気になった点を上げるならチャーシューが脂っこすぎる程度で、バランスの取れ方は絶妙。ちょっと豚骨ラーメン自体を見直した。