アリソンとリリア 第2話「敵国へ!」

主人公たちの行動もそうなんだけど、物語の展開自体がえらく綱渡りじゃないかね?偶然に偶然を重ねて善意に助けられて、っていうのは美しいかもしれないけど、どんどん嘘くさくなっていくものなのに。
あと、延々と憎しみ合い続けた敵国同士なのに、言葉も通じれば文化風俗もそんなに大きな違いが無いのね。それだけならそういうリアリティの作品で済ますんだけど、そんなリアリティの中で敵国に亡命したのを新聞がこぞって悪し様に書き立てるとか、敵国への憎悪とか、妙にディテール細かな内容が盛り込まれてきて、あれ?って思う。前回に同じくの寓話性みたいなのが中途半端に効いちゃってるのが気になってしょうがない。
エピソードの中の要素としては面白く見れた部分もあるのだけど、どうも組み立てが気になるわ、前回から引き続きメリハリの薄さとか、やっぱり楽しんでみるにはもう一歩。