仮面ライダー電王 第44話「決意のシングルアクション」

前回感じた流れの強引さと腑に落ちなさは解消された感じ。ひたすら納得。でもそれならば、と思うのは、今回になってあれだけ納得のいく説明がなされるのだから、むしろ前回は良太郎の内面に踏み込み過ぎないようにして感情移入を拒むようにして、良太郎の行動をもっと意味不明なものとして描いた方が良かったんじゃないか、と。その方が今回に至ってのカタルシスが大きかったんじゃないかと思う次第。
とはいえ、やっぱり上手いなぁ。3、4話の踏襲なのだろうけど、関係性が逆転してるのがミソだよねぇ。そして、「今を守るため戦う」という論理自体は最初から全く変わらないものでありながら、ここにきてその「今」に特別な意味付けがなされたことで再度重要なテーマとして浮上してくるという構造がまた上手い。テーマがブレてないということでもあるしね。