機動戦士ガンダム00 第10話「ガンダム鹵獲作戦」

剥けたり毛が生えたり大変だな、ガンダム。思春期?
それにしても、中途半端なデザインだなぁ。中途半端にモビルスーツに留まってる感じ。もっとハジケりゃいいのに。



何ていうか、延々とセンチメンタリズムでまとめてるのがイライラする。視聴者が共感してその悲しみや苦しみを以って何かをつかむ、というような類いのまとめ方でなくて、その悲しみ・苦しみを完全に外から眺めては、かわいそうかわいそうで終わってしまう。キャラクターはことさらにわかりやすく涙を流してみせて、視聴者の哀れみを誘うように媚を売るし、その内面へは理解も共感も道がそもそも塞がれていて、事前の段階では理解・共感の口がまだ微妙に残されてるおっぱい予報士さえ、悲しみと自責に沈み込んでるだけで次への意志が見えない。共感しようという意志が削がれて、ただ外側からよしよしかわいそうだね、ということにしかならないんだな。これって「萌え」の視線だよなぁ。正直楽しめなかった。ていうか、ガキに戦争と国際政治を啓蒙しよう高邁な御目的をもったこの作品が、そこにいる人間の苦悩を他人事として消費するような構造になっているのはどうなんだろう?


あと、今さらだけど、アレルヤとハレルヤってフランス語で言ったら同じ発音だよなぁ。まぁ、こいつのファミリーネームからして、キリスト教圏で売る意識が全く見えないネーミングだからいいのかね?