ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序

ネタばれ必至。




先に見にいった人に期待値を釣り上げられて、そんなに満足度は高くないのだけどw、一応面白かったのは面白かったんだぜ?


基本的に本筋の内容に変化無しだけど、時間を詰めたことでちょっと不自然になったところもあった感じ。特に「雨、逃げ出した後」付近。
あと、想像以上に1本の映画としてのまとまりに欠ける印象があった。きっと見比べれば違うのだろうけれど、そのままTVの内容を並べていって、やや削ったところをミサトとリツコの会話で補い繋ぎあわせた感がどうしても拭えない。


それに感覚としてだけだけど、その昔リアルタイムに見てた頃と綾波のニュアンスが違うように感じた。当時はほとんどロボットというか完全に非人間的だったんだけど、今回は変わってるだけ・感情が表に出てこないだけの娘って感じに。主に、作画と役者だとは思うのだけど、役者としては最後まで演じて少なくともこの時点での感情はわかってることから演じ方が変化したのかな?あと、干支が一回りしている間にさんざ消費され尽くした綾波のキャラクターを反映されてるようにも思えた。正直、あの当時全く綾波に性欲を感じなかったのだけど、今回妙に裸が強調されて肉感的に描かれてエロかったんだわ。個人的なことだけど、綾波に性欲を感じるというのが気持ち悪かったんだよねぇ・・・二次創作や嘘っぱちの学園の方でならともかく本編で。


あと、これも個人的感覚なのだけど、旧作画と新作画の繋ぎ。まぁ、これには新旧半々くらいだと最初思ってたところに、新作画を強調されてハードルが上がっちゃった個人的事情もあるけど、それだけじゃなくてやっぱり違う。影の付け方やカットとしての奥行きの違いだけじゃなくて、時代の積み重ねが遺憾ともしがたく出てる感じ。Zガンダムなみに違うなら慣れるんだけど、その違いが微妙だからこそ、勝手に自分の中で「騙されるものか!」(ぉ、って感覚が働いてそっちに意識を引っ張られちゃうんだわ・・・
TV未見の人は全く関係無いな(^^;




色々書いたけど面白かったんだって!w 1500円くらいなら全く損は無いね。次も楽しみ、っていうか次こそ楽しみ。