糀や@堀切菖蒲園

つけ饂麺700


本当は天照から連食で超ラーメンナビ限定メニューを食べようとしたんだけど、売り切れ。というわけで、ここの特色である饂麺系を食べようと考えて連食でも楽そうなつけ饂麺を。


饂麺はラーメンのスープにうどんを合わせるというものなので、つけ饂麺は確かに麺は全くもって讃岐うどん。でも、つけ汁につけて食べてみると、似た感じのつけ麺を食べたことがある、という驚き!いやぁ、最近のラーメン・つけ麺の太麺志向は讃岐うどん方面へ向かっていたんだなぁ、と改めて実感。
つけ汁はとろみのある動物魚介出汁だけど、最近良くあるものとはちょっと違って、いりこ出汁の酸味と独特の甘さがある。一般的にうどんは中華麺に比べて水分を強く感じさせるものだが、この独特の濃厚さがそこをうまくカバーしてつけ麺的な麺とつけ汁の凝縮された味わいを演出しているのが面白い。
具はほぐした茹で鶏、メンマ、きざみ海苔が麺の上に乗り、ワケギがつけ汁に入る。メンマは穂先に近い部位で柔らかいのだが、ちょっといなり寿司みたいな甘さが気になった。鶏肉は主張が強過ぎないのもあってスープ・麺との一体感が非常に良く、ほかの店でも採用してもいいんじゃないかと思うところ。


最後にスープ割りを頼むと小鍋でわざわざ暖めて入れてくれた。それでもまだ味が濃いんだけどw(いりこ出汁の酸味とかも?)
結局、今日食べたものの中で最も満足度の高いラーメン・・・みたいなもの(^^;だった。これはもうちょっと通ってみたいなぁ。まずはラーメンかつけめんかな。






今日は偶然ながら(後半は偶然でもなんでもなく清水プロデュースなんだけど(^^;)、安土は蕎麦、天照は中華、糀やはうどんというように、現在のラーメンブームでの成果を日本のラーメン文化のルーツになった麺文化へフィードバックする形になっている麺料理を食べたのだなぁ。今後こういうことって増えてくんだろうけど、問題はラーメンの定義が非常に曖昧で何でも取り込めていける分野なもんだから、何でもラーメンになっちゃうんだよねw 安土なんて一応十割蕎麦だから、一応小麦料理であるというラーメンの定義から外れるけど、二八蕎麦だったらラーメンに取り込まれちゃうよなぁ。実際、ラーメンから出発で蕎麦が入ってる麺っていうのもあるしね。


ちなみに同じく清水プロデュースのラーメン大はガラガラで、店員が外で煙草吸ってた(^^;