つけ蕎麦 安土@高田馬場

seemad2007-06-29

つけ蕎麦鶏(大盛り)730


微妙に話題の、ラーメン系つけ麺的アプローチの蕎麦屋。メニューはつけ蕎麦の鶏730と豚780のみで、並盛り・大盛り・大大と大きさに関わらず同額。
店は和風で小ぎれいなのにカウンターのみ、基本的にセルフサービスって辺り、蕎麦派よりラーメン派に対してアピールをしている感じかな。店内にあるしおりみたいな紙にはラーメンより体に良いみたいなことが書いてあったし。


んで、そのつけ蕎麦は、十割蕎麦だという太めでぼそぼそした蕎麦にごまと刻み乗りがどっさりかかっており、つけ汁はふちの斜めった器に入り、表面にラー油が浮き、火の通った長ネギと柔らかく似られた鶏肉が入る、という蕎麦とラーメンの最近の流行との折衷といった様子。
つけ汁の味はいわゆる蕎麦つゆそのものではなくて、ピリ辛で、鶏の出汁が利いているのだけど、これは鳥を煮た煮汁を混ぜているのかな?ちょっと親子丼を思い起こさせる感じのある甘さ。個人的にはこの甘さはちょっと好みではないんだけど、これが特徴的で、食を進める感じがある。ここに、昼のサービスだという生卵を投入すると甘さもさることながらまろやかさが加わって、それでいて薄くならないのは出汁の力だろう、なかなか旨い。


なんでも新橋の港屋に似てるとか系列っぽいとかいうのだが、この店の噂は聞いていてもよく知らない。
様々な料理の要素を取り入れて進化しているラーメンだけど、それを蕎麦が逆輸入している感じかな。こういうアプローチもあるんだなと面白く思った。鶏と豚の差が気になるので、最低もう一回は行くつもり。今回あんまり好きじゃなかった甘さが豚だとどうなるのかが気になる。