DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 第3話「新星は東雲の空に煌く…前編」

ん〜娘の心境の描き方がちょっと薄っぺらいかな。友達の家に夕食を誘われたのを断る気持ちの描写とかはかなり良いと思ったんだけど、その後の万引きであったり悪態をつきながら泣いてみたりの描写の数々はどうもありがちでリアリティに落差があるのが引っかかる。
この作品はどれくらいのリアリティを目指しているのかが分からないんだよなぁ。町の描写なんかにはとことん生活臭のあるリアリティにこだわってる感じなのに、キャラクターの描写・特徴付けや物語のギミックなんかはどうもリアリティのレベルが落とされてる感じなんだよなぁ。これがどことも知れぬ近未来国際都市や「ネオ東京」みたいなとこが舞台の作品であれば気にならない部分なんだが。現代そのものなのも問題で、残すものは残しつつそこからの変化を折り込ませていけば良かったんじゃないか。