天保異聞 妖奇士 第24話「説二十四『後南朝幻想』」

何よりまず、微妙にアンタッチャブルなところに触ってるのに驚き。いや、一応南朝、しかも「後」だから良いってとこなのかもしれないけど、たどっていけば現状の天皇家だからねぇ。ギャーギャーいう人がいるんじゃないかとちょっと心配。この前の竹島ネタもよく内容理解せずに過剰反応してたバカがいたみたいだし。
途中の展開としても、天孫説をそのまま肯定するんじゃあるまいな?とドキドキしながら見てたけど、一応言及こそされないものの妥当な結論に至って一安心。今回の題名もそうだし。


今回はテーマ性はちょっと後退して怒濤の展開がめじろ押し、前回に引き続きちょっと詰め込みの感はあるものの、前回よりずいぶん楽しめるものになってて安心。
アメノウズメの踊りにはもう一種類ある、というのにはちょっと感心した。でも、妖夷は降臨した神の鎧であったっていう鳥居の説明はなぁ・・・個人的感覚ではむしろ神の紙の残骸という感覚なんだが。まぁ、次回予告のナレーションを聞くに、これが全てではなさそうな感じはあるか。でも、ヤマタノオロチを斬ったのはアメノムラクモノツルギではなくて十束剣じゃないのか?という疑問は拭いきれんw


ストーリーとして今回は盛り上がった反面、どこへいくのかよくわからなくなってしまった;落とし所がわからないというか。やっぱり、アトルの現実認知が行き着く先なのかもしれないけど、どうやったらそこへ至れるのか皆目見当が付かないんだ、これが(^^;
あと、微妙にあやふやなまま進んでしまったのが鳥居勢の思惑で、今回でマクロな観点での意図はつかめたんだけど、ミクロなところでここへ至る感情の流れが見えてこないもんで、腑に落ちないんだよなぁ。これも打ち切りの余波か。


さぁて、次回は泣いても笑っても最終回。「幕間」というのがイカスじゃないか(^^;
予告を聞く限りではとりあえずテーマには蹴りを付けてくれそうだし、楽しみに待つことにしよう。