TBSスーパー真田沢代タイム

ちょっと予感しつつ「そんな奴おらへんやろーちっちきちー」とか思いながら見てたら、本当にそうなってずっこけた。あれだけ引っ張っといて、そんなベタ落ちかいな!それくらいのプロットはジャブでしょう?
う〜ん、雰囲気作りとかキャラクターのやり取りとか前半から加速度がついてきて面白くなってきてたのに、ラストで物凄く意気消沈。ていうか、その後に作品が終わるための構成に欠けていたのも問題で、あそこできっちりと雰囲気作りができていれば落ちのベタさもそんなに気にならなかったかもしれないのに・・・。
色々と足りない感じだなぁ。確実に10分は足りない感じ。


っていうか俺だけかもしれないけど、前編の途中までバイト先の同僚(声:伊藤)と妹(声:ささき)の外見上の区別がいまいち付かなくて、混乱したんだよねぇ・・・
本当にもったいない作品だった!

見終わってみればよくある感情の流れともいえるしそれなりに前編の段階で予想のついたことなんだけど、人形という生き物と物の間の生きながらにしている死んでいるともいえる存在において、それがただの物体にされてしまうということの人間の死を直接描く以上の意味的な残酷さが強調され続けた結果、ただならぬものとしてしか見られなくなる。水銀燈の倒れる音が、完全に物のそれなんだものなぁ・・・
ちょっと惜しかったのはラストでの余韻の持たせ方が足りなかったところで、もう少し時間をかけても良かったんじゃないかと思う。


んで、ま、思うことは、やっぱりローゼンは全部わかってて姉妹の関係を引き裂いてるとしか思えない部分がどうにも多くて、ローゼン許すまじの機運が俺の中にふつふつとw いつかジュンによって責められる図というのを見たいところ。これでローゼンが作品として全肯定だったらデモまたは抗議文だなw
あと、蒼星石のあの仕打ちは真っ先に水銀燈ローザミスティカを奪われるのもやむなし、とか思ってしまう。後付けなのにね(^^; バランスを取ったとか?(^^;


水銀燈のルーツを描く作品として、同時に真紅との因縁を語る作品としてかなり満足だった。物足りなさや、作画に求めたいことはあるけど、これまでのTVシリーズもそう何もかも良好な作品ではなかったし、きっちりその流れの中にあるということが続けて見る視聴者としては、この作品世界にまた出会えたという喜びと安堵を感じさせてくれるものがある。
でも、もうちょっとキャラクターの出番が欲しかった、と思うのは欲目だなw


で、問題は第3期があるのかないのかだけど、原作の進みもまだそんなに行ってない現状では時期尚早だろう。アニメと原作がすでにかなり異なる物語として進みつつあるとしても。まだまだネットラジオとかでつなぐ感じになるのかな?