天保異聞 妖奇士 第12話「説十二『駁竜、月に吠える』」

何かすげぇアクション作画!江戸時代を舞台に、あんなドッグファイトっていうか宇宙空間みたいな戦闘シーンをやるとは思っていなかったので驚くこと驚くこと!ほとんど妖夷が宇宙怪獣かUFOだよなぁ。
んでそれで終わりかと思ったら、その後の暗闇の決闘は闇と光の表現、抑制と解放のタイミングが素晴らしい。直前のアクション作画が前座だよ、こりゃ!


今回、現象面での描写をダイナミックかつ長々とやったものだから、思い返してみるとストーリーとしては結構薄いんだよねぇ。そのせいか物語としての感情移入が少なめで、一大ショーを見てる感じな頭の上をすっ飛んでいってる感じ。最後の決闘で何となく決着がついた印象にされてるのは、ある意味上手かったかなw
個人的にはもう少し見せ場を減らしてでも、説明を入れて状況への理解を促したり、それを通じてキャラクターの感情の描写が多くても良かったかなぁ。漢神の解説なんかはもう少しあっても良かったんじゃないかと。テロップ乗せとか、画面分割とか。
まぁ、基本的に面白かったんだけど、結局全体のストーリーの印象が希薄だったんだよね。東照大権現につくかもしれなかった数々の名前を貼付けてその力を呪うとか、雪輪と往壓の上にタヌキがちょこんと落ちてくるとか、細かい部分は妙に印象深かったんだけどw


次回は河鍋狂斎・・・河鍋暁斎かYO!
てか、東照宮話はこれで終わったのかいな。