ゼーガペイン 第17話「復元されし者」

毎回毎回、全く想像できない展開をしてくれるなぁ。ガルズオルム側もキャラクター描写をしてくるとは思ったけど、こういう絡め方をするんだ・・・
「復元されし者」はもちろんカミナギと復元者のダブルミーニングだろう。カミナギの復活の引き起こす複雑な感情を引っ張り過ぎることなく、もう一歩進めてきたわけだね。シズノと会長の秘密も復元者と絡まるわけで、本当にこの作品は飽きさせる暇がない。何か、電童を思い出す。

ていうか、復元者の超絶っぷりよ。実体にもデータにもアクセスできて、異常な強靭さに生命のバックアップが無限。両方の長所をあわせ持ちつつ、さらに異常に強化されてる感じ。でも、その完璧さがすでに人間でないわけで、シンとセレブラント達の対比であったり、カミナギと心の交流があったシンとアビスの対比で、それを否応なく見せつけられるわけだ。
シズノが落ち込んでいながらキョウから感謝されて内心喜んでいたり、でも外見上ほとんど変化の無いところからそれを感じ取る会長の鋭さだったり。シンがアビスに抱きついてるシーンで、明らかにシンの手がアビスの股間にいってるんだけど、生命のバックアップが無限にある復元者にはきっと性交の概念がほぼ無いだろうから無意味なんだろうなぁ、などと妙に後から納得できてしまったり。どうにも細かな描写の積み上げ（一部？w）が上手いよねぇ。