ウルトラマンメビウス 第16話「宇宙の剣豪」

マグマ星人!口が出てる!しかも2体!卑怯さが非常によろしいw
「兄者」って呼称は何となくらしく無い気もするけど、ザムシャーの登場する回の雰囲気に合わせてかな?
そして、バルキー星人のドサクサにまぎれ具合も良いなぁ。はっきりとザコ呼ばわりされてるしw タロウの時より悪人面してるかな?まぁ、元のはウルトラっぽさが強すぎたしねぇ(^^;


しかし、宇宙人たちのドラマとGUYSのドラマと、加えて眼鏡のエピソードの絡み具合が良かった!単純じゃないけどわかりやすくできてるのが本当にこの番組の上手いところだよなぁ。
これまでに比べてちょっとかっこいい補佐官やらマルも良くて、GUYSが一丸となって危機に立ち向かう雰囲気を盛り上げていたし、そっちがボルテージを上げていくと同時に描かれる、ザムシャーとヒカリとメビウスのドラマが番組全体ごとテンション上げていく。そして、クライマックスを迎えての最後に、コノミの眼鏡話という個人的で平穏な世界に戻ってくるのも上手いよなぁ。
もちろん構成ももちろんだけど、個々のエピソードの出来もかなり良くて、ジョージが一回のミスを気にしながらも選手時代の気構えで射撃を成功させるとか(被ってくるスタジアムの歓声がめちゃめちゃ良かった!)、ヒカリと対戦する前にザムシャーはメビウスの大事なものを守りたい心に負けていたとか(ちょっとクサかったけどむしろ良し!見たこともない人がいっぱい出てきたのにはちょっと戸惑ったけど(^^;)、盛り上げ方もばっちりで面白いことこの上無し。
なによりスポンサーにコンタクトレンズメーカーがいたのに、コンタクトレンズ否定!よくやった!コンタクトレンズは敵だ!
まぁ、役者は伊達眼鏡だろうけど(^^;そういう思想を広めることが大事なのだ!


最近では確実に出色の出来だったねぇ。ここまでの興奮と感動は初期連続話以来かも?確実にボガール編は超えたんじゃないかと。次回以降も期待しちゃうよ?
てか、シルバーシャークてAのかよ!


追記
今回の過去のキャラクターの使い方はちょっと面白かった。
時間とメインでない内容上あまり深くは描けないキャラクターを、一応それだけでも成り立つように構成はしてあるものの、描写の物足りなさ無しに作中に登場させるのに上手く利用してるんだね。
ザムシャーに関しては今回のメインだから名乗りからじっくりやって、視聴者に印象付けなきゃいけないけど、マグマとバルキーはあくまでステップの一要素でしかないから時間と描写をかけすぎちゃいけない、と。
こういう過去の物語を引用することで、描写の多少や時間の長短を適切に調整してるところが、この作品の上手さの一つでもあるよなぁ。怪獣の能力を分析するっていう段取りを省けたり、それで物語がその怪獣一色に偏ってしまうのを防げたり、もっと物語を広げられたり。