ゼーガペイン 第８話「水の向こう側」

視聴者的にはもう感情の整理は付いてしまっているんだけど、キャラクターの感情としてのリアリティ、ドラマとしての盛り上がり、設定の確認というところでダメ押しというところか。
「生きている」なんてことは視聴者にはもうわかっていることなんだけど、それを当たり前に受け入れていたキョウとしては、それは自分の力で再発見しなくてはいけないことだったということね。こういうキョウと視聴者のズレを難なく理解できるようになっていたら、理想的だったなぁ。難しい要求だけど。

ともかくも両方のドラマが魅力的にできていなければ、こういうシチュエーション自体リアリティを失ってしまうわけで、この作品の面白さの根源といえるかも。両方共に主人公キョウと関わる部分はもちろん、直接関わらない部分、下手すればキョウの物語になんら関係ない部分でも常にドラマがあるように作られているのが大きいやね。