ウルトラマンメビウス 第7話「ファントンの落し物」

こういう物語を混ぜてくるか〜。圧縮された非常食がブルトンみたいなものになるのか!
そもそものSF的なアイディアが面白いしこれだけでもそれなりにまとまるストーリーを、ボガールを加えることで戦闘の緊張感を加え、ツルギを加えることで謎を物語の厚みとして加えてある。上手いなぁ。
最後に押し付けがましくない程度に宇宙人との友情を語った上で、メビウスとの友情に絡めてくるのも上手いよなぁ。このシリーズのテーマの一つと思しい、未熟な各人の成長とその互いの関係性ていうものにきっちり関連づけて、シリーズ中の一話として積み上げてあるのね。


珍しくテッペイにスポットが当たる話かと思いきや、そこまででもないのね。いまいち便利屋止まりでドラマに関わりが薄いのがかわいそうなところ(^^;
でも宇宙語なんてイデ隊員を思い出させるギミックを扱ったり、旧ファンへのアピールには一番貢献するキャラだなw
あと、今回やたらミライの超能力発揮が多かったなぁ。パエリアを知らないとか、今一度地球人でないことを強調する描写は、今回の宇宙人は敵か味方か、友達になれるかってとこに向けたものかね。加えて、ボガール、ツルギに対してのこれからの視聴者の意識を誘導する意味もあるのかな?構成も上手いなぁ。


あとツルギ!今まで初代マン的な地球人化してるんだと思ってたけど、もしかしてセブン的な擬態?
今回もたらされた情報や、今回のちょっとした絡みもあり、次回予告での会話で、結構キャラが描かれていくようなのが楽しみ。でも、もう少しリュウの感情描写をしてくれてもいいかなぁ。結構感情描写が細やかなこの作品だけに、ちょっと寂しい。


追記
なんでこの作品はメイドが好きなんだろう?なんであんなに当たり前に出てきますか?(^^;
宇宙人と写メとってる妙な日常感は好きだったけどねぇ。携帯ストラップの仰々しさが妙にリアル?だったりw