けいおん!! 第17話「部室がない!」第18話「主役!」第19話「ロミジュリ!」

また、ざっくりまとめて、、、だとまた同じようなことばかり書くことになりそうだけど(^^;


やっぱり、軽音部の中にあって梓とそれ以外の線引き、梓の視点によるそれ以外の四人の在り方の描写というのが肝なんだな、と。四人はこのお祭り騒ぎの日々が終わることを気付いていない、もしくは気付いていても感覚以上には理解できておらず、それをがむしゃらに楽しんでいるのに対して、それが終わり現状の楽しく幸せな日々が失われていくのを俯瞰で見ている梓という図がある。これによってお祭り騒ぎの楽しさに意味の厚みが増して、感動的になる。
そもそも新主題歌がこの流れにあって感動的なんだよな。オープニングは今をひたすら楽しんでいつつ、その終わりを迎えることを感覚的に理解してのメッセージが加わった内容で、エンディングは、思い出の中でなく今を生きる、というようなかなり陳腐なテーマ性でありながら、作品内容による肉付け実感の深みを持つに至っている。
これで結末をどう持っていくのかが非常に気になる。お祭り騒ぎは終焉を迎えるからこその現状の感動はある訳で、そのまま次のステージへ持ち越していってしまうような終わり方では台無しになると思うし、かといってあんまり湿っぽいのもこの作品らしくない。


ちょっと気になった点。
時間軸として部室が使えなくなった(たしか明確な学園祭までの時期を述べていたはず)のより演劇の配役が決定する方が先だよね?それで、演劇関連で一気に忙しくなってライブの練習がままならなくなるっていう描写が、どうも気になったのだけど、これは配役が決定してからも本格的に忙しくなるまでには描かれていないタイムラグがあったということでいいんだろうか?