Angel Beats! 第13話「Graduation」

あーやっぱりコンセプト自体は大好きだわ。それだけにその具象化の雑さや薄っぺらさが残念でならない。今回は一話丸々かけてるからまだ見られるけど、心臓の下りの唐突さ加減や、音無から奏へのいきなりの猛烈な恋心やら、先に消えていったその他大勢の描写の省略の下手さやら、やはり残念な部分は目立つ。
この作品、もっとちゃんとした構成と話数と演出で作られていたらずいぶん違ったんだろうになぁ。雑にこなすだけこなしていったようなエピソードやら、明らかにあるはずなのに適当に説明台詞で流されてしまったようなエピソードなんかをまともに積み上げていっていれば、その過程で感情をちゃんと拾って不自然さ無く流れを作っていければ、もっとちゃんと泣けた作品だったはずのコンセプトだった。もったいない。