鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第61話「神を呑みこみし者」

ホムンクルスの大見せ物は前回限りか。ちょっと拍子抜けてしまった感有り。前回から間を置かずに見れば違ったんだろうけど。いちいちテレビのフォーマットに馴染めてない作品だよなぁ。
あと、逆転逆転また逆転が決まっていくのは楽しいんだけど、逆転直前の危機感のタメの少なさがデカい話を軽くしちゃってる感もある。スピード感は大切だとは思うけれど、これもこの作品開始当初からの欠点か。ま、当初ほどのダイジェスト感は既に無いが。


キンブリーはちょっとご都合主義を感じてしまった。なぜここで相対的に良い人にしてしまうのか。生前そんな素振りは皆無で、ある種の人気があったもんだから下駄履かせてるだけに見えてしまう。ブラッドレイの最期とかスカーの感慨とかマスタングホークアイのやり取りとか、細かくは良いところも沢山あったんだけどなぁ。


後で思い返して不思議に思うのは、あの国の命が加わるとはいえ、そもそも自然の摂理そのものを抑え込めてしまうことはどうなんだろう、と。作品の根底からひっくり返っちゃうことだから気にしちゃいけないんだろうなぁ。