けいおん!! 第8話「進路!」

偶然、さらい屋に続いて、あるコミュニティとそこで醸成された仲間の空気が有限性の中で描かれていくアニメになった。やっぱり有限性があっての人間関係描写だよなぁ、と思う。ともするとアニメの描写ってやたら永遠性をまとってしまうんだけど、現実なんて有限で、期間は不定だとしてもいつでも無限に会える訳ではないので、そういう有限性無しに人間関係の楽しさ・素晴らしさみたいなものは描き得ないと思う。第1期にいまいちのめり込めなかったのは、そこなんだなぁと今更思う。
今回は前回に引き続きのテーマで、前回が状況が変わっていく中で変わらないものだったのに加えて、やはり変わってないように見えて変わっている素晴らしいことというものをさらに上乗せした感じか。同時に、前回は既にそこを経験した先達のエピソードだったのが、今まさに変化を目の前にしている自分たちの物語になっているというのも対になってる部分か。亀のオブジェってこれまでいまいち理由をはかりかねてきた部分があったけど、今回はわかりやすかったな。