麺喰屋 澤@小岩

スペイン産イベリコ豚の塩つけそば バーボンと柚子胡椒の香り1000+ライス150

一日10食というので恐る恐る注文したら残ってた。

つけ汁には長ネギ、厚めのイベリコ豚、他という具材で、麺が細麺なのもあって、おそらく鴨南蛮ならぬ豚南蛮の塩味版を意図したのだろうと思われる。底には飴色の炒めタマネギ?や柚子皮スライスなども沈む。麺の上にはいつもの味玉、メンマ、水菜や白髪ネギなんかのミックス、そして器の脇に柚子胡椒が乗せられ、店員からは半分ほど食べたら入れるように、と。
まず普通に食べた感覚としては、ぼんやりとちょっと味に軸が無いような印象。イベリコ豚自体はめちゃめちゃ旨いのだけど、つけ汁の味への影響やはたまた麺とはいまいち効果を上げていない感じ。そしてメニュー名に入る「バーボン」も微かにしか感じなかった。そもそもつけ汁に入っているのか何かの具(タマネギとか?)に風味が付いているのか不明で、柚子皮の風味の方が印象に残る。

とはいっても、隣で煙草を吸われてたんで、風味とかはどうも。この時点で食欲が3割引になったんだけど、我慢して食べ進める。

そして柚子胡椒を投入するとインパクトが強まり、色々と味わいもくっきりしてきた。これはもっと序盤から入れても良かったかな。タバコの煙に負けない風味の強さをやっと手に入れられた。最終的に、あっさりとこってりからあっさりの方でスープ割りしてもらって、完飲。ライスはここまでほとんどイベリコ豚で食べてたけど、ここからはきっちりスープが合うようになった。


煙草がこの店のシチュエーション的に禁じ得ないのはわかるんだけど、理解で不満は消えない。柚子胡椒投入前はまともに楽しめなかった。