DARKER THAN BLACK -流星の双子- 第6話「風花に人形は唄う・・・」

これまでのように数話ブロックのエピソードかと思ったら、今回単発なんだな。全シリーズの二個一のイメージもあるから、結構意外。まぁ、移動編の第1回とも取れるけど、独立性が高いわな。
そして、生天目仁美うえだゆうじの物凄いあっさりとした死に方。うえだキャラは比較的よくあったけど、生天目キャラの死に方、それ以前のガラスのブッ刺さり方とその強烈な痛さに、そういえば前作ってこういう酷い、かつ、あっけない死に方のオンパレードだったことを今更思い出した。それにしても、生天目はともかく、うえだキャラはあれだけいわくありげに出てきたのにここまであっけなく死ぬとはなぁ。
今回、全般にジュライに端を発した契約者・ドールにも人の心は残っているのか、というテーマで貫かれていた訳だけど、ジュライの事例でターニャへの希望を繋ぎつつ、蘇芳自ら希望にヒビを入れるような行動に出るというバランス、一方でうえだキャラみたいに人の心を捨てたからこそ踏み止まれるような別の支店からの事例を交えて単純にさせないという作りは非常に巧かった。主人公チームを中心とした粗筋にすると、この作品としてちょっとあり得ないくらい良い話なんだけど、様々にノイズを忍ばせて次回以降への意識を様々に繋げさせるのがこの作品らしさであり巧さだよなぁ。