麺屋武蔵 武骨@御徒町、上野

seemad2009-09-19

黒武骨チャーシュー麺1190+武ッ炊き飯210


何となく何年か振りに二回目。白黒赤から以前に一番オーソドックスっぽい白を以前に頼んだので、一番特殊っぽい黒を、売りっぽいチャーシューを乗せて。ついでにご飯ものの肉がドドンと乗らないものを。


黒は文字通り真っ黒な油が表面に浮くのだけど、コクはあっても主張しすぎない豚骨スープに対して、マー油のように多少ニンニクっぽいコクのある風味がよく合っている。イカスミがメインというけど、そこから連想されるような磯臭さみたいなものはあまりなく、マー油っぽいニンニク感もありながら焦がした香ばしさもあまり無いのだけど、面白いコクを加えてパンチが出ている。スープは白を昔に食べたときに食べたときの記憶だと、魚介もある感じだけどメインは豚骨の優しいコクで、ちょっと物足りなさを感じないでもないもので、おそらく黒の油を入れて完成なんだと思う。
対して麺はちょっとスープを吸わないかな。グミグミパッツンといった食感は楽しいけれど、いまいちスープの味わいをすくい上げないので黒武骨の油にかなり助けられることになる。時間が経ってくるとまた違うんだけど。武蔵系によくあるカネジン製麺な感じか?
そして増したチャーシューだけど、筋の方向との兼ね合いもあったんだろうけど予想外に固くて、しかも歯に挟まって困った(^^; 一つだけ角煮チックにサシが入ってて中までとろけるようなものがあったけど、残り二個はちょっとパサつきもあって、大きいのをかぶりつくには向かない感じ。一口大とかなら気にならないんだろうけど。
それ以外に具は万能ネギとメンマ、さらに一本だけキクラゲの細切りと数かけらの背油(質感からして腹?)が入ってたけどこれが規定の乗せものなのかは不明。


武ッ炊き飯は、醤油とショウガの香りのある茶飯的なものの上に、チャーシューの細切れやとろけたタマネギなどが入るあんかけのかかったもの。自分の好みとは少し違うけど悪くない。ただ、黒武骨のスープとはそんなに合わないかな。


ラーメン単位で見ると、予想以上に巧かった。流行の味とも武蔵系の味とも一線を画してる感じで、魚介は完全に添え物な感じはもっと有ってもいいよなぁ、と。でも、チャーシューは次回からいらないな、外れが大きすぎる;
いつ来るかわからないけど、次はそんなに辛くないとも聞くし赤行ってみようか。