Phantom〜Requiem for the Phantom〜

  • 第19話「約束」

キャル視点での総集編プラスアルファ、それにサイスエピソード挿入というところで。
キャルの可愛さと内面への感情移入の最終確認をしとくことで、最終シリーズの物語の複雑さが増すということか。

  • 第20話「故郷」

ある程度知ってたからそこまででもなかったけど、全く知らなかったらもっと強烈だったろうなぁ、この学園生活。
まずOPが秀逸なんだよなぁ。絵面はものすごい幸せなんだけど、不気味さ不安定さが常につきまとっていて、理想・夢想とそれが失われるであろう現実の狭間で非常に切ない。
水橋の演技がものっすごい象徴的なんだよなぁ。学園パートの登場人物のキャスティングとその演技にしても明確なメリハリがあって巧いよなぁ。豊口が全然喋らなかったり、桜井と小清水が親子て舞乙かい!とか色々面白い。


兄妹だという表向きがあるとしても、玲二が他人と付き合うことをエレンがむしろ押し進めるような態度を取ったことに少し驚いた。もう単なる恋人や男女の関係でないというところなのか。


みんな学校で違う制服着てるのは何かと思ったけど、服装が自由な学校なのか。そういう学校でもわざわざ制服っぽい服を着て学校に行くという話はよく聞く。でも、全員が全員制服っぽい服を着るもんか?w

  • 第21話「約束」

あのオルゴールの曲即ちキャルという構図がこの前の数話で出来上がり、その祝福に満ちた曲調を戦慄に震えるようにアレンジされた新BGMがドライとなった現在のキャルを補強するようで非常に印象的。ただ憎しみのみでここまでになったというなら、憎しみが解消されたならあらゆる問題も解消されるような気もするのだが・・・
ていうか、憎しみの助長のみをしたというわりに肉体は、、、っていうのは言わぬが花かw そもそも主人公二人の年齢がようわからんし。


玲二に比べてエレンの危機への対応、それまでの夢のような状況への没入する度合いが全く違っていたのも印象的。彼女にとって未だ安住の地ではないんだよなぁ。


しっかし、リズィがもの凄く可哀想な位置にいるのな。親友に殺されかけて親友を殺して留まっている組織で、こんなにぞんざいに扱われて・・・。実は一番良い人なのかね。