異世界の聖機師物語 第1話「白と黒の聖機人」

これまた積んであったOVA。見よう見ようと思ってたのだけど時間が長いのと普段の生活の兼ね合いで積んでしまっていた。


やや期待し過ぎたか、一見してそこまでの高クオリティではなかったけど、テレビの水準は完全に超えたクオリティ。OPの動きが良くなるところで、メカの線が減って手ブレでごまかすのも許容範囲。最近のテレビアニメのレベルでは、あれだけ線の複雑なメカであれば止め絵でも崩れかねないし。


物語としては、主人公(になる)剣士が悪党の一味から始まるっていうのは意外性があるのと状況にいきなり入っていくのに向いた設定で、掴みは十分。舞台説明も結構巧く絡めてあって、なおかつ見せ場優先の展開なのもあって、見ててわけわからない苦痛は無し。
ただ、所々テンポが崩れたり、小エピソードごとの繋ぎが上手くいってなかったりが散見されたのが惜しい。あと後半の展開として、薬草を採りに二人が出るのには正直、すぐにでも次の襲撃が考えられる状況で不完全な戦力のみを残して無傷の戦力を全部放出してしまうという判断にちょっと納得しがたい。その後の展開もややぎくしゃく感を拭えなかった。
それと、今更しょうがないけど、エンディングの絵がキャラデザ原案なんだと思うけど、あの魅力をアニメーションキャラデザでいまいち生かせてないのが勿体無い。アニメ向きでないっていうのはわかるんだけどね。


今回は最初の掴み目的みたいな回で、次回以降は学園ものテイストが増すようなので、バトルから比重が移る感じなのかね?展開が先々全く読めないというのは、今回の印象もあって楽しみにできる。エンディングの登場頻度だと王女さんがメインヒロインに見えるけど、立場的にはキャイアだと思うのだが・・・はて。
ドールはデュアルのD関連ということでいいのかどうか非常に気になるところ。