Phantom〜Requiem for the Phantom〜 第1話「覚醒」

もちろん原作未プレイ。とはいえ、知り合いにファンがいたり、有名だったりで触りだけは知ってる。


まぁ、そうなるだろうとは思ってたけど、OPテーマが始まっての既視感っぷりにむしろ驚く。この作風って独特で面白いとは思うんだけど、真下監督作品が連発しすぎるから陳腐化しちゃうんだよなぁ。せめて本数が2/3とかなら違ったんだろうけど。一方でエンディングは真下コンテでないので、同じデザイン系(という言い方しか思いつかない語彙の乏しさよ)の絵作りでありながら印象が違って良かった。


内容的に真下&黒田の過去作品まんま、ということはなくさすがに別人の手による原作の存在が感じられるもの。過去作品ではもっと殺すこと戦うことが観念的・美意識的に自己目的化したような描かれ方をされていたのが、少なくとも美意識の置き方が戦うこと自体から戦って何かを達成することへ移行しているように思える。何より、戦いによってしか何かを掴み得ない主人公というパターンではあっても、片方が男性になるだけでかなり変わってくるように思える。
最近の真下作品ではエル・ガザドが金巻流のとぼけでかなり面白く見られたので、純粋に真下&黒田でないことからかなり楽しみにしていいんじゃないかな、と思えた。