宇宙をかける少女

  • 第12話「虚ろなる巨像」

ギャグっぽいコロニー同士のバトルが目玉かと思いきや、とんでもない展開になってしまってかなり意表を突かれた。のだけど、もの凄い絶望的な状況に至ってもコロニー同士は能天気なドツキ漫才を繰り広げてるもんだから、締まらないどころかシリアスな側の物語が馬鹿にされてるような気分にさえなってくる。
おそらく重すぎる物語(とその背景)を中和してみやすくしたいってことなんだと思うんだけど、どうにも作品自体のグレードも下げてしまっているような。クール跨ぎの新展開で重要な話なのになぁ・・・

  • 第13話「棄てられた大地」

前回とは違う意味で締まらない。主人公が何もせず、文字通り流されてるだけで、その間に宇宙では取り返しのつかないほどに事態がどんどん深刻化していていく。謎の一端に触れたかと思いきやほのかは無言のまま謎が解明される爽快感は皆無で、焦りと苛立ばかりが見てるこちらにはつのるのみだし、物語の流れでドラマツルギーの快感があるわけでもないぶつ切りエピソードだし、これまでで最も盛り上がらない回だった。
全体に噛み合ってない作品だとは思うけど、今回は最たる酷さだった。捨て回のつもりか?水着でリカバリーしたつもり?