機動戦士ガンダム00セカンドシーズン 第12話「宇宙で待ってる」

とりあえず、いらつく連中が痛い目にあったことは重畳。ただ、これまでと同様どうにも爽快感に欠けるんだよなぁ。


些事君が同じことを繰り返さないっていう自覚を持ったことには評価したいけど、乗り込むまでまったく愚かしさを自覚できないっていうのにどうにも。自覚にあたって何らきっかけがある訳でもなく、作り手の恣意性丸見えだし。あそこに至るまで冷静さを完全に失っていて、そして、乗り込んでから何かしらのきっかけで冷静に自省できるようになる、というなら納得するし感動もすると思うんだけど、前者も後者も満たされていないんだよなぁ。そんなもんで、あのエピソードで些事が次へ向かうための何かを得る建設的な組み立てとは思えず、悲しみに陶酔しているだけという感じにしか受け取れないんだよね。直後にルイズの写真全削除があるもんだから、恋愛上の悲劇めいたところに耽溺しているだけのような文脈になってしまっている・・・って、そっちが本流なのかね。
些事の一時の気の迷いを刹那はちゃんと知ってて、ていうのはマリーからの通報なのかね。ま、これくらいの省略は許容範囲。


メメントモリの「上にも射てるのか!」はギャグかと思った。
そもそも防衛艦隊すらいない時点でアレなんだけど、異常な連射性とか、あんなもんバカスカ射ってたら地上へ供給されてる電力が途絶えて全世界パニックなんじゃねーの?とか、もう突っ込んだら負けか。