BLASSREITER 第23話「劫火の大地」

特に後半入ってからだけど、どうも盛り上がりそうなところで盛り上がらないのが気になっている。その盛り上がりとこっちの盛り上がりをタイミングとしてこう繋げれば、より大きな盛り上がりとして大きなカタルシスを得られるのに、っていう状況が何度も何度も。そのせいでひたすら淡々と進む盛り上がりのない物語になっている印象がある。前半はそれができていたと思うのだけどね。
穿った見方をすればその話その話でのまとめに終始した構成を失敗した展開にも見えてしまうのだけど、もう一歩穿った見方をするとあえて淡々とカタルシスの無い展開にしようとしているようにも思える。扱うテーマがテーマなだけに、例えば聖闘士星矢的に手に汗握らせてお涙頂戴な内容にしたくないっていうことであるなら、一応わかる。ただ、エンターテインメントである以上はもう少しのカタルシスは欲しいと思ってしまう。どうしてもエピソードからエピソードへ繋がって渡されていくものをいまいち感じられないし、全体に唐突で散漫に感じてしまう。ある程度、期待で引っ張っておいてそれを前提に次へ繋がっていくようなものが無いんだよね。観客が期待してもそれを根底から無視している感じというか。
何だか部品が良いだけに、全体がもの凄く残念。


んで、結局エレアって何よ?あと1話で、今更「新世界の神」とやらの展開を持ち込んで昇華できるのか?