二十面相の娘 第17話「大暗室」

展開的にこれまでに何回かあった、二十面相の過去の研究とそれにまつわる人間関係のゴタゴタかと思いつつ、沢城声が再登場したり田中声の白髪鬼の技術の延長っぽいものが出てきたり、積み重ねの生きた内容なのね。
善人風の大塚芳忠声がまともな人間の訳がないとは思ったけど、想像以上に小物なのかな?災厄云々はどう考えてもブラフだろうし、研究の完成以外に興味は無い感じで、その結果について意識の外というところ。となると、あの二人(?)の化け物の出元が気になってくるところ。あの教授じゃなさそうな訳で。
それにしても、あの展開で退場しておいて、これだけ普通に出てくる二十面相に驚く。本当はこの作品に出てきた研究の最高の成果が彼に詰まってるんじゃあるまいか?とか邪推したくなるほど。いや、そんな振りは全く無いのだけど。