仮面ライダーキバ

第21話「ラプソディ・指輪の行方」
第22話「序曲・運命の交差点」
第23話「変奏曲・永遠の逃亡者」
第24話「皇帝・ゴールデンフィーバー」
第25話「ファンファーレ・女王の目覚め」


ごっそり見たので各話ごとに書く訳にもいかんので感想もごっそりと。


何か過去と現在の区別というか、しっかりとした垣根を作らずに映像にミックスするようになったよね。以前は切り替わりを明示するような映像が盛り込まれてたのに、最近はファンガイアなステンドグラス模様を切り替わり時に付けるだけで。そろそろ視聴者が文脈と特徴的な風物で瞬時に判断が付くだろう、ってことなんだろうけど、その割に過去と現在を特徴付ける風物の描写が薄くなってきたなぁ、と不満に思ったりするところもしばしば。23、24のカップルにしても、初登場時現在か過去かちょっと区別付かなくて、文脈からすると過去なんだけど服装はどっちでも通じるし・・・と、物語が進行して真夜が登場したり、現代に夫(結婚してるかどうかはわかんないけど)がそれまでと明らかに違うスタイルで登場したりして、やっと混乱が収まった。


ここにきてやっと力が軽くフィーチャーされ出したかと思ったら、さっさとタツロットのターンになっちゃって、また空気になっちゃったのが残念。力がキャラを立て辛いっていう部分もあるのかもしれないけど、何となくタツロットを早く出さないといけない事情に押されたようにも見える。21話でドッガの着ぐるみは初登場(だよね?)なことを考えると色々と勿体無い。色々な部門の連絡不足とか?着ぐるみのことを考えると、あんまり売れないからテコ入れってことはないと思うけど。


んで、あのカップルの話は、重いなぁ。放免されるファンガイアって出てこないのか。名護さんも損な役回りだこと。
明らかにこの話って、音也と真夜の物語の前哨となる話なのは始まったときからわかったけど、まさか渡と深央の話も関わる話だとは思わなかった。過去と現在の物語のシンクロはここでもやるのね。ここまで人間らしい内面を持ったファンガイアの、その度合いを変えて様々に描かれてきた物語が積み重ねられてきた成果でもあるわな。
ていうか芳賀優里亜を見たのって何年ぶりだろう・・・
さらにていうか、チェックメイトフォーって特撮経験者で固められてるのね。出番が多くなくても存在感を出せて特撮の撮影に慣れてる、ってことか。も一つていうか、真夜の加賀美って人、ウルトラセブンXの時に比べてずいぶん巧くなったなぁ。あの時はひどい大根だと思ったものだけど。


音也と次狼とゆりの件が一段落着いて、でも、これで音也が真夜に走ったらせっかくここまで培ってきたイメージが崩れさって、人でなしに逆戻りだよなぁ・・・って思ってたら、こういう手で来たか・・・なるほど、無悪意故の悲劇か。
これで、渡が生まれる流れは出来たのだけど、恵が誰を父親としてどうやって生まれるかはまたわからなくなってしまった。いや、渡の母親の件はミスリードである可能性はまだまだあるけど。渡より恵の方が年上っていう点でも気になるんだよねぇ。
一旦引っ込んだ非ファンガイア三人組の件もあるし、いやぁ、何かあるのに先が全く見通せないていうのが楽しいなぁ。
静香は空気化しちゃったねぇ。渡がほぼ独り立ちしちゃったから役割が終了しちゃったんだよねぇ。これから何か新しい役割が付与されるのか?


しかし、エンペラーフォーム格好悪いな!
エンペラーはチェスのキングからの連想によるネーミングなんだろうけど、キングフォームじゃなくてエンペラーなのは剣のキングフォームがあったからなのか、それとも別に意味合いがあるのか。




そうそう、物語不在のキャラクターを存続させるためだけの作品て非常に嫌いなので、どんどん電王のイメージが悪化していく。
正直、電キバがもろにそういうイメージで、落胆ひとしおだったんだけど、さらに上乗せされてしまった感じ。