宗家一条流 がんこ八代目@末広町

冷やしラーメン800+味付け玉子100

実に久々、一年に数回来るうちの一回は必ず冷やしだなぁ。久々に来てみたら店外に「がんこラーメン」の文字の幕が加わってたり、親父さんにヒゲ生えてたり（家元風？）、変化があって驚いた。
冷やしだけだとボリューム不足かな、と思って味玉を足したら最初から入っていてニコ玉になってしまった。前から入ってたっけ？サービス？

あっさりさっぱり、ごくごく飲める冷やしスープは健在。固めな麺も歯ざわりが心地いい。半生な鶏チャーシューの肉の質感もやはり旨い。
ただ、毎年思うことだけど、冷やしゆえに香りや旨味の口中での広がりに欠けるのが、ただ残念。牽引役不在というか。もともとシソ以外に風味の強いものが入ってないし、シソも単体でそうアピールするものでも無いしね。特に今日みたいにそこまで暑くない日だと、冷たいことのご利益が薄いからそういうことを感じがち。そんな中で味玉に付けられた結構強めな風味がその補完として働いてくれていたのが嬉しかった。結構、醤油の風味に加えてしょっぱくて、がんこっぽい味付けなんだよね。もともと限界まで白身は柔らかくて、それでいて黄身は流れださない絶妙な火加減で実に旨い。

結局、文句言うなら温かい方を食べろってことなんだけど、基本的に高レベルだから食べたくなっちゃうんだよね。やっぱり冷やしラーメンが旨いどころか、ある店自体少ないし。いつか来ないもんか、冷やし中華が冷やしラーメンに駆逐される時代が。