図書館戦争 第2話「図書特殊部隊」

面白いとは思うのだけど、やはりしっくりこない部分が多数なんだな。
主人公の崩し顔は可愛いんだけど、それのアップでイメージ背景のカットになっちゃうことでテンポを崩すのに加えて、押し付けがましく、感情が人物関係から独立して存在してしまうことで展開の腰を折るような印象があって、物語への感情移入も阻害されてるように感じる。
あと、各所にリアリティを追い求め過ぎじゃないかって思う。そういう細かいリアリティを追っていった結果、本を奪ったり守ったりのために人が命を賭け、日本全国で散発的な内戦状態っていう、どうやっても実現し得ない状況を成立させる、物語根本のリアリティがどんどん削られていってる印象なんだよねぇ。我々が感じるリアリティを彼らが持ちすぎてるのが問題だと思うんだわ。根本的に価値観が違う世界においては、そのリアリティまで別のものになってるはずでしょ。
それと、これだけ大風呂敷広げといて、メインでやるのは恋愛話なのねっていうガックリ感もあったり。いや、三つある主菜の一つならそんなに気にならないし、これまでそういう作品だと思ってたんだけど、このテーブルで唯一の主菜として出されると正直ズッコケる。

さぁて、どう楽しめばいいのかわからなくなりつつあるんだけど、どうしたもんか。