CLANNAD

  • 第14話「Theory of Everything」

なるほど、あの日から止まっていた時間が動き出した、ということでの誕生日であり庭の手入れであり朋也と友人達だったのね。
ただ、その流れに関しては感心するものの、何となくいろんなものをすっぽ抜かされてしまった印象があるんだよなぁ。最終的な感動の焦点を親の愛に持っていったこと、それと世界のどこかの人々のスケールの大きさでブーストをかけてラストに突っ走ったこと自体はそう気にならないのだけど、そちらで隠すかのようにことみ自信の物語がどんどん形骸化、というと語弊があるけど、空虚なものになっていってしまったのが引っ掛かるところ。これまでことみにまつわる色々な物語を展開してきて、最後に画竜点睛を欠く印象が否めない。まぁ、ことみというキャラクター自身の記号的・象徴的すぎる面の問題があって、他のキャラクターと同じ水準で内面を描きづらいということもあるのかも。

  • 第15話「困った問題」

「僕」と少女が出てくると、本筋に戻ってきたなぁ、と感慨があるねぇ。
久々にオールスターキャスト、になるとは思わなかったけどそうなってびっくりw


前回ラストでバイオリン直すのに時間経過があるのを示すのに夏服になったな〜って見てたら、その時間経過がそのまんま受け継がれたのに軽くびっくり。これまで1話につき2〜3日程度の時間経過だったのに、下手すりゃ一月くらい飛んだかな?


久々にテーマの一つの喪失感に大きくスポットを当てたと思いきや、また引っ込んだ感じか。あくまで終盤への飛び石的なテーマのアピールで、本番はまだまだかね。でも、そういう映し鏡みたいな存在として出てくるのね。これははたと膝を打つ展開。


一つだけ気になった点は、今回春原と有紀寧が初対面という描写があったけど、前回の誕生会のシーンで「春原と有紀寧も連れてくる」て台詞があったような。どっちか、もしくはどちらもが来なかったのか?