麺場 七人の侍@池袋

seemad2008-01-27


特つけ麺大盛1080


実はこの前に「俺の出番」に行ったのだけど、以前に同じく開いてない。無休という情報を見たんだけどなぁ、土日はやってないのか?
ということで第二候補のこちらへ。昼の12時だというのすごい空き方で、ここより駅から遠い「俺の出番」は休業やむなしかなとも思える。注文は券売機一番上のラーメンを飛ばしでおすすめっぽいつけの具沢山バージョンらしい特を大盛りで。


麺はこういうつけ麺を売りにした(?)店では珍しく、そう太くない中太麺。断面が四角形のエッヂがきっちり立っている外観の通り、歯をがっちり捕えるムッチリとした強烈なコシとツルツル感が印象的。四国産の小麦粉を使ってると聞いたからか、どこか讃岐うどんを彷彿とさせる。
つけ汁は流行に乗りつつもやはり流行の魚介豚骨と一味違って、一口目のインパクトのみの勝負でなく、インパクトはある程度ありつつも深さがあり、ありがちな安っぽさはあまり無い。辛味は無く、甘味・酸味はわずかで特に酸味は旨味による酸味と交ざって突出しない程度。その分、やや麺に対して負けがちであるものの、つけ汁が暖かいうちにはそんなに気にならない。自分の場合大盛りだったので終盤冷めてしまったが、これも具と合わせればある程度はフォローできるかな。
んで、具。つけ汁の中にゴロゴロ大きめの角切りチャーシュー、メンマ、海苔、刻みネギが入り、恐らく特にしたことで味付け玉子(真っ白なのに味が付いている)が入っているのだけど、加えて別皿でチャーシューが四枚乗ってくる。このチャーシューが器ごと蒸し器から出されてきて、熱々でびっくり。一口大の脂身の多い巻きチャーシューが厚切りにされているんだけど、何となくバラ肉とは違う質感でトロトロ。そこに醤油の強めな独特の味付けがあって、かなり旨い。おそらくつけ汁に入っているものと同じだろうけど、つけ汁に浸さずそのまま食べたほうが好みかな。ただ、さすがにやや油は気になった。
最後にスープ割りを頼むと、鰹と昆布の味が強いこれまた熱々の出汁で割ってくれて、これまたやはり旨い。


ちょっと最近流行りのつけ麺屋と見くびってたんだけど、味も調理も繊細かつ丁寧で反省。このスープとダレなそうな麺なら、ラーメンも旨そうだなぁ。チャーシューの油もスープが多ければ気にならないだろうし。再訪すべし。